知っているようで知らないクレジットカードとポイントシステム

なにを今さらクレジットカード(?)

はじめに……

今や日本では3億万枚が発行され、日本人(成人)の一人あたり3枚以上が所有していると言われるクレジットカード。個人消費の支払い手段としては全体の4分の1は、このクレジットカードが使われているといいます。近年ではカード利用に応じてさまざまな特典が用意されるポイント還元制も導入され、日本のポイントブームが追い風となってクレジットカードの利用をも後押ししました。

とはいうものの、あまりに簡単に発行されるためか、その仕組みやメリット・デメリットがよく理解されていない現状もあります。しかも、シンプルに使えるので、過剰利用へ陥る心配も裏側にあるので、まるでクレジットカードが悪者の代名詞にされることもしばしばあります。

このサイトではクレジットカードの仕組みをとことん説明し、クレジットカードがもつ本来のメリットを生かせるよう、伝授していきたいと考えています。さらにクレジットカードになくてはならないポイントシステムも説明を加え、より有意義なショッピングライフ実現に向けてお手伝いしましょう。

クレジットカードの由来と買い物利用の仕組み

クレジットカード(Credit Card)とは、商品を購入する際の決済(支払)手段の一つで、カードには契約者の番号その他が記載されるとともに記録されている。クレジットカード会社が、会員にクレジット(信用=credit)を供与するという意味で「クレジット」と名付けられた、といわれている。

クレジットカードは、利用できる加盟店で、商品の購入に際しクレジットカードを提示すると、いったんクレジットカード会社が加盟店への支払いを肩代わりし、後でカード利用者へ代金を請求する仕組み。次のような流れとなる。

  1. カード利用者は、カード加盟店でクレジットカードを提示する。
  2. カード加盟店は、商品・サービスを、カード利用者へ提供する。
  3. カード加盟店は、商品・サービス代金の伝票を加盟店管理会社へ回す。
  4. 加盟店管理会社は、商品・サービス代金から加盟店手数料を差し引いた金額をカード加盟店へ一括で支払う。
  5. 加盟店管理会社は、取引情報を処理センターへ送る。
  6. 処理センターは、取引情報をカード発行会社へ送る。
  7. カード発行会社は、手数料を上乗せして商品・サービス代金をカード利用者へ請求する。
  8. カード利用者は、商品・サービス代金をカード発行会社へ支払う。
  9. カード発行会社は、商品・サービス代金からカード利用者紹介手数料を差し引いた金額を加盟店管理会社へ支払う。

 これがクレジットカードを使って買い物をした場合の流れである。カードの利用にあたってはクレジットカード発行会社へ信用照会が行われる。ここで利用期限が切れている、限度額を超えている、支払いが遅れているなどを理由に承認が降りない場合、クレジットカードを使用することはできない。

米国や日本などでは、基本的にカード払い(但し1回払)でも現金払いでもカード利用者への請求額は同額であるが、イギリス、デンマーク、スウェーデン、オランダ、オーストラリアなどではカード取扱手数料(サーチャージ)の加算請求が認められている

日本におけるポイントサービスシステムの歴史

1958年
共通スタンプサービスグリーンスタンプ創業。
1962年
共通スタンプサービスブルーチップ創業。
1979年
全国レコード商組合連合会が加盟店のサービス券(貯めた枚数に応じて割引を実施)発行を止めさせていることが独占禁止法違反に問われ、この一件を契機に音楽ソフトのポイントサービスは事実上、解禁へ。
1980年代
クレジットカードの利用金額によるポイントサービス(点数に応じて希望があれば商品券などを提供する)が始まった。
1989年4月
ヨドバシカメラがヨドバシポイントカードを発行。以後、主要なチェーンストアがポイントサービスを開始した。
1997年頃
日本の航空会社がマイレージサービスを始める。アメリカに数年、遅れを取った。
2000年頃
航空会社グループ(アライアンス)の結成が行われ、グループ内で獲得点数の相互加算や利用が行われるようになる。
2005年2月
書店でつくる日本書店商業組合連合会はポイントカード受け入れを表明。以後、レンタルビデオ店や電鉄系の書店を中心に新規のポイントカード発行やデパート・ショッピングモールのポイントカード加入が一気に拡大し普及し始めた。
2008年
日本インターネットポイント協議会設立。